Windows10の更新プログラム適用時の再起動を任意に指定するには

      2016/06/07

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Windows10…というと、更新可能なWindowsPCに無差別勝手に更新をかけてしまう無茶苦茶なOSという悪名が立ってしまいました。個人的にはWindows7と同じくらい気に入っているのでこの受容のされ方はとても残念です。もう少しマシなやり方があったような気もしますが、一旦広がった評価を戻すのは簡単ではないでしょう。

さて、このWindowsの更新プログラムの適用の方法は少しづつ変わっています。脆弱性を塞ぐセキュリティ更新は、不正アクセスでの利用やウィルス感染を回避する上でいち早く適用すべきものです。(アプリが動かなかったり、更新プログラムの適用が不具合を起こす場合もあるので何が何でもすぐ…とは言い切れないのですが、危険性と天秤にかけると緊急性の高いものが多いです)

しかし、更新を有効にするには再起動が必要ですし、再起動後適用までに纏まった時間を要する場合も少なくありません。普段の利用している時間に更新を行うことで利用時間を失ってしまうことは苦痛ですよね。

Windows10ではこの更新プログラム適用時の再起動を任意に指定するための方法が用意されていますので紹介します。

アクティブ時間

アクティブ時間とは

ユーザがそのWindows10のPCを通常使っている時間をアクティブ時間として設定することが出来ます。これを設定すると更新プログラムのバックグラウンドでのダウンロードはされますが、自動的に再起動されることはありません

過去のWindowsだと更新プログラムがダウンロードされてインストール可能な状態になると、再起動のタイミングを確認するダイアログが表示されました。今すぐ再起動か、固定の選択肢での再起動設定かしか無く、後にするにしても何度でもしつこくダイアログを表示し、見逃すと勝手に再起動をかける油断ならない仕様でした。

Windows Update適用後の自動再起動を抑制する
Windows Updateによる更新プログラムの自動適用時に、システムの再起動も自動的かつ強制的に実行された結果、作業中のデータが失われてしまうことがある。自動再起動を...

それに比べるとアクティブ時間はユーザの都合に配慮した機能です。

アクティブ時間の設定

アクティブ時間は、アニバーサリーアップデートで有効になる機能です(Insider Previewで先出しで利用出来ます)。既定では8:00-17:00で設定されていますが、ユーザ任意に変更できます。

  1. Windowsキーを押下し「更新」と入力します。Cortana検索で「更新」が検索されます。
  2. 検索結果に表示される「更新のチェック」をクリックします。
    更新のチェック

    更新のチェック

  3. Windows Update画面の「アクティブ時間の変更」をクリックします。
    アクティブ時間の更新

    アクティブ時間の更新

  4. 開始時間と終了時間をそれぞれ設定して「保存」をクリックします。
    開始時間、終了時間の設定

    開始時間、終了時間の設定

尚、設定可能なアクティブ時間は10時間までです。家庭用PCで平日なら問題なく設定できると思います。ただ、祝休日の場合は筆者的には足りないです。流石にぶっ通しで使っていたりはしませんがPC自体を起こしたまま作業させています。日によってアクティブ時間が違うというのは筆者に限った話ではないですし、この設定一旦指定したらあまり頻繁に弄るようなものでは無いと思います。もう少し細かく設定できると良いですよね。

カスタム再起動の設定

カスタム再起動は、アクティブ時間を一時的に上書きして更新プログラムを有効にする機能です。手動でカスタム再起動時間を設定できます。アクティブ時間は時間内の自動再起動をさせないものですが、手動の再起動は当然出来ますカスタム再起動は手動の再起動と同様にアクティブ時間中の指定したカスタム再起動時間で再起動をかけます

  1. Windows Update画面の「再起動のオプション」をクリックします。
    カスタム時間の設定

    カスタム時間の設定

  2. トグルボタンをオンにします。(このトグルボタンは更新プログラムがインストール可能な状態になった際設定可能となります。普段はカスタム再起動時間設定全て操作不能となっています。
  3. 再起動する時間、何日後かを指定し「OK」ボタンをクリックします。
    カスタム再起動日時設定

    カスタム再起動日時設定

終わりに

参考リンク先にあったようにWindows7や8の時は、素直にあるがままに使うかグループポリシーやレジストリで工夫して適用タイミングを設定するしかありませんでした。法人用の社内PCであればポリシーでの一斉適用が普通ですが、個人用PCの場合はある程度の融通は効くアクティブ時間の導入は有難いですね。

ただ、ここら辺はバランス問題です。自由だからと言って再起動や適用時間の煩雑さを避けまくって、脆弱性を放置して危険な状態を維持してしまうのは本末転倒です。あくまで当座の利用上の都合で適用を延期しつつも、出来るだけ早く適用するようにしなければいけません。問答無用の自動適用は酷いですが、融通を効く分ユーザが球を持って自覚的に運用する必要が出てきたことになるかと思います。

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