たった一つのGmailアドレスで簡単にWebサービスで複数アカウントを取得する方法

      2016/04/17

Tips

お気に入りのWebサービスでアカウントを複数取得したい場合、どうしますか?メインのアカウントであれば、GoogleやTwitter、facebook等のOAuthで認証すれば簡単です。それらは恐らくネットで活動する上で基盤としているもので、自分から距離の近いものを紐づけて置いた方が便利ですし、管理上目が行き届くからです。

でも、二つ目以降だとそうもいきません。既に使っているOAuthやメールアドレスは使い回すことが出来ません。だからといって、そのためだけに新規のメールアドレスを取得というのも面倒です。実は、そんなことをしなくても今すぐにでも使えるほうほうがあります。お手持ちのGmailアドレスを使います。

Gmailアドレスのエイリアス

Gmailはメールアドレスに対して、エイリアス(別名)を設定できます。この別名はGmailの中では元のメールアドレスと同じものとして扱われます。これらは何か設定が必要なものではなく、今あるメールアドレスで今すぐそのまま使うことが出来ます。幾つか種類があるし、組合せが可能です。

元メールアカウント(local-part)+任意文字列を使ってみる

  • 元のメールアドレス:sarukani@gmail.com
  • エイリアス:sarukani+gassen@gmail.com
  • エイリアス:sarukani+nakayoshi@gmail.com

元メールアドレスの@より前の部分(local-part)に追加して+任意文字列でエイリアスが作れます。この任意文字列は何文字でも自由に追加することが出来ます。いずれにせよ元のメールアドレス宛に受信します。

また、これらをgmailのフィルタ機能で振り分けをすることが出来ます。ですので、用途によってエイリアスを分かりやすい名前にしてみると便利です。例えば、メインのtwitterアカウントとは別にbot用のアカウントを取る場合、sarukani+twbot01@gmail.comのような感じです。

解釈されない文字列「.」を使ってみる

  • 元のメールアドレス:sarukani@gmail.com
  • エイリアス(ドット):saru.kani@gmail.com
  • エイリアス(ドット):sa.ru.ka.ni@gmail.com

「.」(ドット、ピリオド)はGmail上解釈されません。無きものとして扱われます。ですのでアカウント部分のいずれかにこれらを挿入することによって同一Gmailアドレスを別メールアドレスのように扱うことが出来ます。一文字だけではなく複数使うことも出来ます。

但し、幾つか制約があります。まず、「@」の直前やアカウントの最初の文字としては使用できません。また、連続で「saru..kani」のような使い方は出来ません。実際に試してみましたがnot deliveryと帰ってきました。(RFC5322によれば、裸の状態での.の連続は出来ないけれど、アカウント部分を"で囲めば連続させることも出来ます。しかし、実際に送信してみたところ届かない旨返信されてしまいました。規格上OKでも警告されたり動かなかったりは当然あるので、お手軽とはいえ実環境で使えるかの確認にはある程度は試行錯誤が要ります。)

昔は、ドット以外に「_」アンダースコアも同様の使い方が出来るという記載とGmailではそもそも最初からアンダースコアは使用できないという記載がありました。これも試してみたのですが、結果使用不可でした。

googleail.comを使ってみる

  • 元のメールアドレス:sarukani@gmail.com
  • エイリアス(ドット):sarukani@googlemail.com

gmail.comとgooglemail.comは同じアドレスとして受信出来ます。

Webサービスの別アカウントの取得

上記のエイリアスのうち、いずれか、または複合型で登録をすることで別アカウントの取得が出来ます。但し、以下の条件があります。

  • そのWebサービスがエイリアスをオリジナルGmailアドレスと別物だと認識する場合
  • そのWebサービスがエイリアスに使う文字列を許容する場合

大抵の場合は問題なく使用できます。

エイリアスを使う上での問題点

実のところ、悩ましい問題があります。これあくまでGmailのサービス固有のエイリアス、または文字列解釈を使っているだけです。ですので、将来にわたってずっと使用可能と保証されたものではありません。ある日方針が変わって使用不可になってしまうかもしれません。

また、適当にバンバンその場限りのエイリアスを作ってしまうと後で何が何だか分からなくなってしまうかもしれません。

オススメの使い方

幾つかのエイリアスのパターンを書きましたが一番オススメなのは「元メールアカウント(local-part)+任意文字列」です。説明中に書きましたが、任意文字列に使用する目的など区別可能な意味ありな内容を含ませると管理しやすくなります。

勉強させていただいたWebページ

「メールアドレスのルール」系まとめがそろって間違ってるのでご注意を - 若き JavaScripter の悩み
メールアドレスのルールのまとめ系のサイトの内容が間違っています。 なので、この類のまとめは安易に信じないように 、という注意喚起をしておきます。 追記(2013/11/...

メールアドレスの規格で使用可能な文字、使用不可能な文字、それらの組み合わせについて実例を挙げて説明されています。規格と実装は違いますから、必ずしも子の通りではありません。しかし、基本はその通り則った実装がなされていて、エラーメッセージも規格のこれに合わないから駄目よ…という内容を含んでいます。

今回の話はこの規格に抵触するものでは無いですが、あくまでGmailとその他のWebサービスのメールアドレスの解釈の違いを利用しています。しつこいですが今回の内容は実装固有の状況に依存しているお話なので、背景を知っておいた方が安全です。

終わりに

この内容、実のところ頻出の手段らしく知っている人にとっては何を今更なのです。実のところ自分も昔聞いたような気がします。

ですが、度忘れしちゃってたんですね。ついこの間もbot用の別アカウントを取る際「なんでわざわざ別gmailアカウント取らにゃならんの、めんどくさい」とボヤきつつ作成していました。

やはり何かに書いておかないと忘れてしまいます。一瞬は覚えていても、段々うろ覚えになり、最後には「そんな方法あるんだ!」と反応するあたりまで後退します。本来この覚書はそういうものの防止目的で作っているのですが、まさしく本筋に沿った題材でした。にしても、歳取るとただでさえ弱い記憶がさらに駄目になるんで嫌ですねえ。

適宜覚書-Fragmentsは、筆者が興味をもった様々な情報やネタを筆者が忘れても後で思い出せるよう覚書として公開するBlogです。Google Chrome拡張、Facebook、Google、Twitter、Windows、各種Webアプリなどを扱うことが多いです。この覚書が、もし何かお役立ちになれば幸いです。

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