今すぐ出来る!Chromeを爆速化させるための7つのフラグ

   

死亡フラグ

フラグと言うとすぐに「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ 。」「殺人鬼なんかと一緒に居られるか!俺は部屋に戻る!」と言った死亡フラグを連想します。でも、表題のフラグはそこまで物騒なものではありません。WebブラウザChromeを高速動作させるためのちょっとした設定です。説明にもこう書いてあります。

これらの試験運用版は問題が発生する可能性があるため、ご利用の際には十分ご注意ください
警告 この試験運用機能は、随時変更、中断、提供中止されることがあります。これらの機能のいずれかを有効にした場合に生じる結果について、Google は一切保証しません。ブラウザによってすべてのデータが削除されたり、予期せぬ方法でセキュリティやプライバシーが侵害されたりする可能性があります。有効にした試験運用機能は同じブラウザを使用する全ユーザーに対して有効になります。続行する場合は十分ご注意ください。

………あ。何か地雷的なリスクの香りがそこはかとなくプンプンしますね。まあ、そこはそれ、自分の判断で試してみて上手く行ったら万歳!駄目なら駄目で泣きながら無かったことにして戻せば良いのです。(Google様が一切保証できないものですし、筆者如きが出来るのは紹介だけですよ 🙄 。)

本覚書内容は、Windows10上で動作させたChrome安定版49.0.2623.110 mにて設定し確認してみました。

1.ラスタースレッド数の増量

デジタル画像はざっくり分けてラスタ方式とベクタ方式に分かれます。このうち、Webブラウザで扱うことが出来る画像形式は全てラスタ画像であり、これを同時に読み取れるスレッド数を増量すれば結果として読み取りが早くなるのではということです。

  1. アドレスバーに「chrome://flags/#num-raster-threads」と入力して、Enterキーを押下します。
  2. 「ラスター スレッドの数」がブラウザ画面内最上部に表示されます。
  3. プルダウンリストから数字を選択します。最小が1、最大が4です。
    ラスタースレッド数変更

    ラスタースレッド数変更

  4. 大きいことは良いことだ!と景気よく「4に」してみましょう。
  5. 他のフラグも纏めて設定したい場合は他の設定も行ってください。その方が再起動数が1回で済みます。このフラグだけを設定したい場合は、このまま画面下部の「Chromeを再起動」ボタンをクリックします。

2.自動読み込みタブを制限する

Chromeは既定ではオフライン時に読み込めなかったページは、オンライン化した際全てのタブで再読み込みを行います。それはそれで有り難いのですが、今すぐ見たいページは開いているタブのみという場合、当面不要な読み込みを行う訳です。開いているタブが多ければ多い程読み込みには時間がかかります。結果自分が見たいタブの内容が読み込まれるのも後ろ倒されます。この無駄を排する設定です。

  1. アドレスバーに「chrome://flags/#enable-offline-auto-reload-visible-only」と入力して、Enterキーを押下します。
  2. 「表示タブのみを自動再読み込みする」がブラウザ画面内最上部に表示されます。
  3. プルダウンリストから「有効」を選択します。
    表示タブのみを自動読み込みする

    表示タブのみを自動読み込みする

  4. 他のフラグも纏めて設定したい場合は他の設定も行ってください。その方が再起動数が1回で済みます。このフラグだけを設定したい場合は、このまま画面下部の「Chromeを再起動」ボタンをクリックします。

もし、そもそもの自動再読み込みが不要という場合は、「chrome://flags/#enable-offline-auto-reload」で「オフラインの自動再読み込みモード」を「無効」にすることで実現できます。

ただ、個人的にはあまりお勧めしません。何かWebのコンテンツを見たいからWebブラウザのタブを開いている訳ですから、そこまでやってしまうと不便な面が出てきます。もし、毎回新規に検索をしたり、Bookmarkから読み込む対象を指定するから再読み込なんてしないほうが無駄が無い…という使い方であれば指定すると良い設定です。

3.試験運用版のCANVAS機能

さあ、いよいよ危険さを全く隠さない開き直ったようなタイトルになって参りました。

とはいえ、CANVAS要素はHTML5で追加された画像生成要素であり、その構想自体は今降ってわいたようなものではありません。いまだ動画は置き換わりが進んできたとはいえFlashやSilverlitesでなどのプラグイン経由での提供も多いですし、静止画も画像ファイルをUploadされたものが主流です。でも、対応しているサイトで組込みのCANVAS機能を使えると早くなりそうですよね。

  1. アドレスバーに「chrome://flags/#enable-experimental-canvas-featureschrome://flags/#enable-experimental-canvas-features」と入力して、Enterキーを押下します。
  2. 「試験運用版の canvas 機能」がブラウザ画面内最上部に表示されます。
  3. 「有効にする」をクリックします。
     試験運用版の canvas 機能

    試験運用版の canvas 機能

  4. 他のフラグも纏めて設定したい場合は他の設定も行ってください。その方が再起動数が1回で済みます。このフラグだけを設定したい場合は、このまま画面下部の「Chromeを再起動」ボタンをクリックします。

4.タブをスバッと高速で閉じる

今度は直球勝負で来ました。画面表示とは別個にタブの動作を司る onunload js ハンドラを背後で動かすことで結果早く閉じるようにさせます。ぶっちゃけ筆者はタブを閉じるのが遅いと感じたことないですが…(台無し)。

  1. アドレスバーに「chrome://flags/#enable-fast-unload」と入力して、Enterキーを押下します。
  2. 「タブ/ウィンドウを高速に閉じる」がブラウザ画面内最上部に表示されます。
  3. 「有効にする」をクリックします。
    タブ/ウィンドウを高速に閉じる

    タブ/ウィンドウを高速に閉じる

  4. 他のフラグも纏めて設定したい場合は他の設定も行ってください。その方が再起動数が1回で済みます。このフラグだけを設定したい場合は、このまま画面下部の「Chromeを再起動」ボタンをクリックします。

5.iframe要素の読み込み優先度を下げる

iframe要素と言うと、そのページの外のコンテンツを画面内に切り取ってあたかもそのページの一部のように表示させる要素です。つまり、そのページを開くだけでなく、ページの外のコンテンツをわざわざロードしに行く訳です。当然その分ページ全体の表示にかかる時間が増える要因になります。主従で言えば、iframe要素は従属的な位置づけであるべき、それを読むために全体の足を引っ張るなど本末転倒というもの。そこで読み込み優先度を低くして早く表示させようという設定です。

まあ、Youtube他の動画などを紹介したいとか、iframe要素が必ず従ではないので痛し痒しというところなのですが…

  1. アドレスバーに「chrome://flags/#low-priority-iframes」と入力して、Enterキーを押下します。
  2. 「iframe の優先度を下げる」がブラウザ画面内最上部に表示されます。
  3. 「有効にする」をクリックします。
    iframe の優先度を下げる

    iframe の優先度を下げる

  4. 他のフラグも纏めて設定したい場合は他の設定も行ってください。その方が再起動数が1回で済みます。このフラグだけを設定したい場合は、このまま画面下部の「Chromeを再起動」ボタンをクリックします。

6.試験中のQUICプロトコルを有効にする

試験中とかまた出たよ?…ええ、そうです。そんなもんですよ。人柱は人柱らしく礎となり養分となって後世に役に立つので、多分…恐らく。

ところでQUICとか名前からして爆速っぽいですよね。QUICプロトコルとはGoogleによるUDPレベルの実験的低遅延インターネットプロトコルQuick UDP Internet Connection)の頭文字を取ったものです。

  1. アドレスバーに「」と入力して、Enterキーを押下します。
  2. 「試験中のQUICプロトコルを有効にする」がブラウザ画面内最上部に表示されます。
  3. 「有効にする」をクリックします。
    試験中のQUICプロトコルを有効にする

    試験中のQUICプロトコルを有効にする

  4. 他のフラグも纏めて設定したい場合は他の設定も行ってください。その方が再起動数が1回で済みます。このフラグだけを設定したい場合は、このまま画面下部の「Chromeを再起動」ボタンをクリックします。

7.「stale-while-revalidate」キャッシュ指令を有効にする

一部リソースの再確認をバックグラウンドで行うことによってサーバーでの待ち時間短を短縮します。

  1. アドレスバーに「chrome://flags/#enable-stale-while-revalidate」と入力して、Enterキーを押下します。
  2. 「「stale-while-revalidate」キャッシュ指令を有効にする」がブラウザ画面内最上部に表示されます。
  3. 「有効にする」をクリックします。
    「stale-while-revalidate」キャッシュ指令を有効にする

    「stale-while-revalidate」キャッシュ指令を有効にする

  4. 他のフラグも纏めて設定したい場合は他の設定も行ってください。その方が再起動数が1回で済みます。このフラグだけを設定したい場合は、このまま画面下部の「Chromeを再起動」ボタンをクリックします。

終わりに

この覚書はSpeed Up Chrome By Changing These 8 Flagsを参考に周辺情報を補記したものです

さて、フラグ設定後問題なくより快適にChromeが爆速化した方、おめでとうございます。そうならなかった方は残念でした。いずれもこの覚書に目を通されたということで感謝の念と心の保険の意味を兼ね、阪急電鉄・阪急百貨店・宝塚歌劇団を創設した小林一三氏の言葉を贈ります。

百歩先の見えるものは、狂人あつかいにされる。五十歩先の見えるものは、多くは犠牲者となる。十歩先の見えるものが、成功者である。現在が見えぬのは、落伍者である

なかなかきっついですね。でも、皆さまが成功者じゃなくても楽しく幸せでありますよう祈念して終わります。

適宜覚書-Fragmentsは、筆者が興味をもった様々な情報やネタを筆者が忘れても後で思い出せるよう覚書として公開するBlogです。Google Chrome拡張、Facebook、Google、Twitter、Windows、各種Webアプリなどを扱うことが多いです。この覚書が、もし何かお役立ちになれば幸いです。

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