運転者のあるべきと現実の乖離にちょっぴり驚いた話

   

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天気も良いことだし、運転免許の更新に行ってきました。優良更新なので日曜日です。とはいえ、普段運転をろくにしていないから…という駄目ゴールド免許なので胸を張れたもんじゃないのですが…。せっかくの更新なので更新講習で何か「おや?」と思ったことを覚書します。

道路交通法周りの常識なので、内容に今更気づきがあること自体問題なのでしょうけれど意外にあるものです。5年ぶりというのもあるけれど、実際の道路の現実と結構乖離があるなあ…と思うことがありました。

もし歩行者が交差点の横断歩道を歩いていたら自動車は止まるべき?

それがいかなる状況であっても自動車は停止して歩行者が安全に渡るのを待つのが正解です。また、交差点の右折左折時の進入速度は徐行です。徐行とはすぐさま停止できる速度という曖昧な表現が法文上なされていますが、過去の凡判例上時速10キロ未満です。法文に書いていないし十分ゆっくりだろ!と主張しても駄目です。

でも、現実の交差点を見るとそうではない運転を良く見かけます。歩行者が横断しているのに、大した減速もせず進入してくる。止まるからいいだろうというものではありません。歩行者からすれば十分生命の危機を感じる速度はどう見たって徐行にはなりません。また、止まったり減速させられたことが不服なのかあろうことかクラクションを鳴らす運転手すらいます。(させられたという認識が既に致命的に間違えていて、法律上は停止しないと違反)

運転者の内心も理解は出来ます。減速とか停止とか気分的に下がることは極力やりたくないでしょう。特に右折する場合、対向車線の状況によって曲がる機会を損失したくないから、隙間を見つけたら曲がりたい。曲がった先に歩行者がノテノテ歩いていたら舌打ちしたくなるかもしれません。気持ちは分からないでも無いけれど、それは本来情状酌量の余地はありません。もうすぐ信号が変わるから加速して曲がるなども言語道断です。

講師曰く「これは横断中の歩行者に限った話ではなく、まだ歩道にいてこれから渡る姿勢の歩行者がいれば停止すべき。仮に速度を上げるなり通常の運転速度なら100%ひかない状況であったとしても停止すべきである」とのことでした。

もし歩行者が横断歩道以外を渡ろうとしていたら自動車は止まるべき?

流石に止まる必要はありません。但しそれがいかなる状況であっても自動車はすぐ停止可能な徐行に速度を落とし様子を見る必要があります。なるほど横断歩道ではないところで渡ろうとする歩行者にも過失はありそうですし、ビュンビュン走っている車道を無理して渡るなんてありえないから、速度はそのままで良いだろうという判断もありそうですが、駄目です。仮にその人が引かれて死んだら、過失運転致死傷罪になります

これは正直びっくりでした。大きな道路を何もないところで渡るなど非常識この上なく、たまに目にすると頭おかしいだろと歩行者の過失が相応に割り引かれるのではないかと思っていました。実際、そのような場面で速度を落とす自動車など見たことはありませんでしたし、もしそんなことをすれば後続車からクラクションを鳴らされること必至だろうなあ…と。

でも、講師曰く「特に高齢者は走ってくる車が遠くにあり、速度も速くないと判断して渡ってしまう傾向がある。そして、それが一般に間違えた判断であったとしても歩行者当人が安全確認をしている以上歩行者過失は無い。そこで渡ってくるはずがないとみなす運転者が危険を回避すべく速度を落とす義務があり、それを怠った結果の事故は酌量されるべきではない」とのことでした。

一方歩行者は歩行者で

法律的に責任を問われようが問われまいが、鉄の塊VS肉でははなから勝負になりません。怪我したり死んでしまったら、どうしたって悲惨なことになります。本人だけの問題ではありません。家族も運転者も警察も救急も病院も皆巻き込まれます。事故に巻き込まれるリスクを軽く考えてはいけません。

きっと本人的には安全である自信があるのでしょうけれど、事故は過信を重ねてリスクを軽視した結果引き起こされる人災の比率が圧倒的に高いものです。

上記内容に異論があっても

少なくとも自分は一切受け付けません。免許センターで聞いたことをそのまま書いているだけで、個人的な解釈が入る余地などありませんから。どうしても主張したいのであれば、免許センターなり警察署なりに行って「これはおかしいだろ!」と主張されれば良いですし、法律や法解釈を変えたいのであれば然るべき手順を踏めば良いです。いずれにせよ自分の知ったことではありません。

ただ、上記した通り自分も正直理解していなかったなあ 😳 と思うことなので、意外と同レベルか未満の理解の方も少なくないのではないかとも思い恥を曝してみました。

勿論、そんなこと知ってるよ当たり前じゃんという反応も沢山あるだろうし、それが望ましい姿です。実際歩行者として横断していて「なんて礼儀正しい運転をするんだろう」と逆に驚かされるような運転者も増えているように思います(駄目ゴールドなので運転者と言うより歩行者視点がすごく強い)。総じて見るとあまり中間はおらず、俺法律で運転している人と法順守しっかりしている人の両極端が目立っている感じです。出来る限り後者に移行していけばいいのですが、帰り道で爆走している車を横目で見つつ簡単じゃないだろうなあとも思いました。

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