これはコロンブスの卵?Google Chromeでメモリを節約して使うことが出来るPhantomタブ(Nigtly/Dev用) - 適宜覚書-Fragments

これはコロンブスの卵?Google Chromeでメモリを節約して使うことが出来るPhantomタブ(Nigtly/Dev用)

      2017/03/11

  • 2010/1/30 5.0.307.1 dev版での本機能実装を確認した。

Google Chromeは軽くてサクサク動く素晴らしいWebブラウザですが、その反面メモリを暴食します。一個一個のタブや一個一個の拡張がそれぞれに独立しているので、タブを沢山開いたり動作中の拡張を増やせばその分メモリを沢山食います。独立しているから、タブを閉じたり拡張の動作を中止すれば綺麗さっぱり副作用なくその分だけメモリを開放すると言う行儀良さも兼ね備えます。(ご参考:動作の遅くなったGoogle ChromeにChromeタスクマネージャーでメモリ最適化 - 適宜覚書はてな異本)

ですけど、あっちもこっちも見たいとなると結局あれやこれや開いてメモリを使ってPC自体を使いにくくしてしまう…とか。あっちを立てればこちらが立たず、と言うか人間欲張りですよね。「メモリを使わずにタブを開いたままに出来ないかなあ」と無いものネダりしてしまいます。「その夢叶えましょう!」とGoogleが言ったかどうか定かじゃありませんが、最新のNigtly Chronium(36929)にはこれを実現するPhantomタブが実装されました。

よくよく考えれば、なるほどー確かにと思うけれど、実際に作るところが流石でコロンブスの卵かなーと思いました(^^。

導入

今回は導入部分は詳細を割愛します。

  1. Index of /buildbot/snapshotsから最新のNigtly Chronium(36929)をインストールします。(ご参考:少しでも古いものが我慢ならないNightly追っかけな勇者(=人柱)のためのGoogleChrome拡張-Nightly Chrome Updater - 適宜覚書はてな異本)
  2. Chroniumの起動オプションとして、「--enable-phantom-tabs」スイッチを設定します。
    f:id:dacs:20100123102149p:image

利用イメージ

  1. Nigtly Chronium(36929)を起動し、複数のタブを開きます。下図の例では4つタブを開きました。
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  2. タブを固定します。(ご参考:Google Chromeでタブを固定化してタブエリアを広く使う方法 - 適宜覚書はてな異本)タブを選択して右クリックメニューで「タブを固定」を選択。
    f:id:dacs:20100123102713p:image
  3. タブを2つほど固定しました。左端が「カトゆー家断絶」次に「適宜覚書はてな異本」が固定タブで小さくなっています。
    f:id:dacs:20100123102914p:image
  4. 「適宜覚書はてな異本」のタブの右クリックメニューで「タブを閉じる」を選択します。
    f:id:dacs:20100123103316p:image
  5. 「適宜覚書はてな異本」のタブは消えずにPhantomタブ(ファビコン)として残ります。
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  6. 「適宜覚書はてな異本」のPhantomタブをクリックすると、普通のタブとして蘇生します。

これの何が凄いかと言うと、Phantomタブ化するとそのタブはメモリを消費しないのです。「タブを閉じる」という命令は実際に行われていてタブは閉じていて、そこに表示されているファビコンは正に亡霊(Phantom)としてそこにありながらいないという存在になります。まあ、ぶっちゃけショートカットみたいな感じですが、ユーザにとってみれば実際のタブと亡霊にどれだけの差があるでしょう?今現在利用しているタブ以外は表示させず「後で見る(かも)」と待機させられている訳です。実際に必要な際クリックして見られれば良いのですから、それまでは亡霊のままメモリを消費しない方が快適に使えて良いではないですか(^^

ちなみにPhantomタブ化出来るのは固定タブのみです。固定化されていない普通の長さのタブで「タブを閉じる」とすると「はい、わかりました」と素直に閉じて無くなってしまいます。後悔先に立ちませんのでご注意ください。


D

追記

はてなブックマークでコメントを幾つか頂きました。成程、ごもっともと思うのでこちらに引用しつつ追記します。

h-kimataGoogle Chromeパケットとか気にせず何度でもリロードできる環境なら良いかも。一方で、連続アクセス禁止のサービスやモバイル環境では逆に不都合があるかも。要するに選択肢が増えたので賢く使おうと言うことだけど2010/01/23

はてなブックマーク - 木俣ロバート久のブックマーク

そうですね。これは正直自分には盲点でした。ご指摘有難うございます。連続アクセス禁止 - Google 検索でザックリ調べたところ、特定のサービスでツールによる不正アクセス対応等のため連続アクセスを禁止しているものがあるようです。沢山アクセスが集まるようなサービスだと負荷が集中してサービス継続に支障を来すような問題を起こさぬよう対処をしているのですね。WebブラウズじゃないけどTwitterでもAPI制限とかあるし…。手動とは言え頻繁にPhantomタブからアクセスを繰り返せば制約にかかるのかもしれません。また、固定環境であればアクセス帯域を一定以上確保出来ますがモバイル接続の場合そうも行きません。何度も同じものをイチから読み直すよりも、一旦読み込んだものを見る方が確実で早いという状況もあります。

Phantomタブの読み込みがイチから行うかキャッシュから読み込むかによってここはある程度解が違ってきます。もしキャッシュから読み込みオリジナルサイトへの読み込みが発生しにくいのであれば連続アクセスやモバイル環境にも有効ですし、逆にオリジナルをイチから読み込むのであれば不都合が発生しうると思われます。どの場面でどう使うか、即ち"選択肢が増えたので賢く使おう"というのは強く同感します。

kilrey開発, 文化たしかに面白いけどswapに追い出せば十分という気もする。2010/01/23

はてなブックマーク - うっくつさん(主に)言葉にツッコむ

有難うございます。こちらはChromeがメモリを沢山使うならば、メモリの使い方を上手く配分して解決してみたらどうかというアドバイスだと思います(ちょっと自信なし。間違えてたらお手数ですがFollowしてください)。PCの動作パフォーマンスは様々な要因によって変わるものですが、タイトルに挙げたようにメモリに絞って考えるのであれば、必要メモリ・サイズを見極める - @ITにあるような最適な利用状況を見極めて調整するという使い方もあります。と書きつつここらへん詳しくないから別記事のネタに調べておこうかなあと皮算用している次第です(^^;;;;;。

Magicantブラウザこれ、閉じたタブを復活させるのとどう違うの?2010/01/23

はてなブックマーク - まじかんとのブックマーク

あくまで自分の推測ですが、身も蓋も無く同じことだと思います。Phantomタブは見かけはどうあれ事実上タブを閉じている筈です。違いがあるとすれば、特定のタブを開き直す際の手間が最小限で直観的に分かりやすいことだと思います。例えば、寸前に閉じたタブの復帰であればCtrl+Shift+Tまたはタブ余白部の右クリックメニューで「閉じたタブを開く」の選択ですが、あくまで寸前に閉じた一つのタブの復帰となります。履歴から復帰させるのであれば復帰させたいタブを選択出来ますが、Ctrl+Hをした上で復帰させるタブをわざわざ選択する必要があります。履歴が古いのであれば探す手間も加わります。既に開きたいタブが確定しており、且つ複数ある場合はPhantomタブの方が早く確実です。同様に早く確実に復帰させる手段としてブックマークがありますが、これも開き直す際の手順が一手多いというのがあると思います。ただ、ここまでくるとコジツケかもしれませんね。><

参考情報

恩を仇で返すような所感

この機能非常に有り難いんですが、改善要望(悪く言うと難癖かなあ)があります。

  1. 固定化されたタブ以外でもPhantomタブ化したい。そもそも固定化した上でPhantom化なんて二度も右クリックメニュー出して面倒ですもん。
  2. 「タブを閉じる」を「Phantom化」みたいにもっと分かりやすい表現にしたら?確かに「タブを閉じる」は正確な表現だけど直観的には違和感が先に来てしまいます。技術者は正確じゃないと抵抗あるかもしれないけど、使い手が混乱する表現は良くないんじゃないかしらん。
  3. Nigtly Chroniumじゃなくて普通のChromeにはよ実装して。この機能気に入った!!

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