無期懲役が軽くないのは認めるが、有効に機能しているかどうかは話が別 - 適宜覚書-Fragments

無期懲役が軽くないのは認めるが、有効に機能しているかどうかは話が別

      2017/03/02

  • 無期懲役刑に関する誤解の蔓延を防止するためのブログ - 日本の無期懲役とヨーロッパの終身刑の実際~マスコミの責任の大きさ

確かに書いてある通りで同感。でも、表題の感想を自分は持つ。

刑の終了自体はなく、恩赦法8条または少年法59条による措置がない限り死ぬまで「仮」釈放のままであり、終生、保護観察という形で残刑の執行が続きますし、遵守事項を全然守らなかったり、犯罪を犯したりすれば、刑務所に戻されることになります。

無期懲役刑に関する誤解の蔓延を防止するためのブログ - 日本の無期懲役とヨーロッパの終身刑の実際~マスコミの責任の大きさ

とあるけれど、これは保護観察が有効に機能しなければ意味が無い。例えば愛知県の大型スーパーで男児の脳天に包丁貫通させて殺害したのは保護観察中の男だった。3号観察対象だった男は保護観察には所在の確定が必要であるのに行方不明扱いだった。

無期懲役刑に関する誤解の蔓延を防止するためのブログ - 死刑やむなしでも再犯例が載せられている。

勿論これらは極端な例だろう。しかし、抑止効果や教育効果が無い者もいる。刑罰が何のためにあるのか、それが正しく機能しているのかをチェックし補正出来なければ、何をどう定めようと意味がない。

現実の保護観察に当たるのは国家公務員の身分を有する約六三〇人の保護観察官と非常勤の国家公務員である保護司約四万八千人が担っている。このような態勢の中で、はたして犯罪者や非行少年らの更生を図ることを目的とした保護観察制度は有効に機能しているだろうか、疑問無しとしない。問題は、日本独特の保護司制度が保護司の善意のみに頼っている現状である。現状では処遇対象者に合った指導や事件の内容に合った処遇の確保は十分でないと考える。保護司の定員確保や高齢化問題、保護観察官の増員、保護司の専門化など緊急に取り組まなければならない課題は重大である。

保護観察制度の見直しに関する質問主意書

要員も足りていないし、その資質に合う人がなっている訳でもなさそうという問題もあるようだ。この状況に対し、「保護観察下にあるから自由ではなく、罪にそぐう罰が与えられている」と確信を持てはしない。むしろ野放しである実態が透かし見える。「なるほど無期だ」などと納得している場合ではない。現行の「犯罪者予防更生法」と「執行猶予者保護観察法」があまりに機能しないから更生保護法案が出されている。その内容にしても適切かどうかは甚だ不安を感じさせるものがある。

繰り返すと無期懲役が軽くないのは認めるが、有効に機能しているかどうかは話が別。再犯率とか更生状況に一定の評価基準や評価の明示が欲しいねえ。

同様に仮釈放の基準も欲しい。最低でも20年以上服役しなければ仮釈放は認められない運用が罪状に対して重いか軽いかは、ケース毎だろう。一概にこりゃ重すぎるよとか軽すぎるよというのはどちらもナンセンスだ。それに足る問題を起こしているなら必要だし、その期間をもっても更生効果が出なければ不十分ということになる。

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