ネット記事の見出し無断配信「違法」…初の司法判断 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) - 適宜覚書-Fragments

ネット記事の見出し無断配信「違法」…初の司法判断 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

      2017/03/02

これは問題があるなあ。情報のソースとしてこうやってリンクを張ること自体に新聞があれこれ言うなら、ソースも不明確なままに情報を伝えるとか表現を変更して書くという対処をしないといけないのかな?見出しを使い、出所を明確にした上でその引用は従とした物書きは正しく保護されないと、むしろ悪い利用の仕方が氾濫すると思う。

自分がこのデジタル社が行った内容で議論されるべきは、引用に乗っかって商売したことと、引用以上に付加するものが無いままにフリーライドしたことだと思う。

追記

太陽猫さんがご指摘は多分、第一審の結果です。

YOL見出しは,YOL記事中の言葉をそのまま用いたり,これを短縮した表現やごく短い修飾語を付加したものにすぎないことが認められ,これらの事実に照らすならば,YOL見出しは,YOL記事で記載された事実を抜きだして記述したものと解すべきであり,著作権法10条2項所定の「事実の伝達にすぎない雑報及び時事の報道」(著作権法10条2項)に該当するものと認められる。

以上を総合すると,原告の挙げる具体的なYOL見出しはいずれも創作的表現とは認められないこと,また,本件全証拠によるもYOL見出しが,YOL記事で記載された事実と離れて格別の工夫が凝らされた表現が用いられていると認めることはできないから,YOL見出しは著作物であるとはいえない。

ヨミウリオンライン事件 東京地裁判決

原告の主張を完全に退けるもので、これがWeb上のニュースの取り扱いとして妥当と思っていたけど…今回はひっくり返った。新聞にとってみれば確かにただで情報を取っていくという見方になるのだろうけど、利用者からすればニュースソースや事実確認を行ってくれることに敬意を表しつつそれに関連付けた物書きをするだけ。少し調子に乗った主張をするなら、わざわざソースの場所を明示的に示しながら宣伝してあげている…とも言える。

以下のサイトが非常に参考になる。

  • Netlaw
    • 「知らないと危ない・インターネット著作権」
    • 「インターネット著作権・知っておきたいITビジネスの法知識」
    • 著作権法・IT関連法に関する判例の解説

インターネット上の書き物の多くが模倣に始まりオリジナル化していくという仮定を通っているので、この手の話はどうしてもセンシティブに扱いたくなります。自分が営利企業はえげつないことをやってなんぼだと思っているので突っかかり方が適正じゃないかもしれませんね。

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