便利だが微妙 - 適宜覚書-Fragments

便利だが微妙

      2017/03/08

Google Web Acceleratorを早速試してみた。確かに早い。早くなった。FirefoxもIEもURLの選択から後ターゲットの読み込み時間は体感で分かるくらいに速さの変化が感じられる。

Also note that during the first part of our beta testing period, users outside of North America and Europe may not see much improvement in their web page loading speed.

基本的に米欧圏を対象としているベータ製品だが日本語のサイトでも場所によっては随分早いようだ。(一応、原文では「他地域ではさほど効果がないかもしれない」と書いているが、ニュースサイトでは断言されて訳されていたり、そのまま真に受けているところを見かけた。試すだけ試せばいいのにな。)

ただ、prefetchをする際にリクエスト情報やリクエストされたターゲットは必ずGoogleを経由する。(http://127.0.0.1:9100/preferences

のDon't Accelerate These Sites項目での指定、及びhttp://localhost:9010/proxy.pacで既定のサイトは除外される。)インストール時の注意でもちゃんと読めと書いてあるし、FAQにもあるが、このデータは暫くGoogleにキャッシュされる。理由は早く読み込ませる仕組みのためだ。ただ、困ったことに(或いは仕組みから当然なのだが)Cookieを含むユーザ入力認証情報もまたキャッシュ対象になる。例えばの話、Mixiを使えばMixiのユーザ認証情報は一時的にキャッシュされる。Googleによれば、第三者に情報が渡るようにしないと保障があるようだが、これはそういう問題ではない。認証を必要とするサービスの利用規約の中にユーザ以外への情報開示を禁ずるものがある場合、Google Web Acceleratorの使用は即ちそのユーザの規約違反となる。Googleに対しては仕組みを作っただけでお咎めは無い。

Googleはきちんと説明はしている。恐らく何か上記のような問題が発生してもこれは防波堤として機能するだろう。しかし、単に速度向上という利便性のみを求めてきた無辜のユーザは銀行やキャッシュカードの認証をも易々とGoogleに渡すことになる。単純な引数渡しだけで認証データをGoogleから検索出来るのは周知の事実だが、更に拍車をかけそうなサービスの提供は心配の種だ。

俺の場合一旦インストールして試行しアンインストールして、加えてインストール時に空けたPort-実行ファイルの組み合わせを閉じたので大丈夫とは思うが、ちょっと不気味な感じが残っている。やる気があるならベータユーザとしてフィードバックするのも良いだろう。

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